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人権教育校内研修会「ヤングケアラーについて」

2025年6月17日 09時02分

 6月16日、今治地区人権同和教育推進主任の藤本充先生をお招きして、教員を対象とした「ヤングケアラーについて」の研修会が行われました。

 愛媛県の高校生で、「世話をしている家族がいる」と回答したのは、4.0%。クラスに1、2人です。家族の世話を始める時期としては、世話ができるようになる12歳頃が最も多く、毎日約4時間を費やしています。

 「ヤングケアラー」という言葉は、自分がヤングケアラーかそうでないかを決めたり、自分の状況が重いとか軽いとか決めたりするための言葉ではないといいます。「ヤングケアラー」という言葉は、「子どもが子どもらしく、自分の人生を歩めているか」「選択肢を狭められていないか」など、考えるきっかけを与える言葉であり、その言葉を使ってまわりに頼るツールとなる言葉だということです。

 学校では、何に困っているのか、どうしたいのか、生徒自身の意思や家族の思いなどを相談することができます。そして、外部の支援できる人や機関につなぐきっかけをつくることができます。誰かに相談してみることで、支援を得られることもあります。「ヤングケアラー」という言葉が何か心に引っかかる人は、まわりの先生たちに相談してみてくださいね。

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