松商日記

記念石碑の紹介③ ~甲子園の詩86(阿久悠)~

本校校内の正面玄関前には、石碑「甲子園の詩86(阿久悠)」が建立されています。
この石碑は、1986年(昭和61年)に開催された第68回全国高等学校野球選手権大会において、本校野球部が準優勝という輝かしい成績を収めたことを記念して建てられたものです。

68回甲子園「栄光の記録・甲子園の詩86」

石碑には、作詞家・作家として知られる阿久悠氏による「甲子園の詩」が刻まれています。
阿久氏は、夏の甲子園大会を題材に、球児たちの姿や試合に込められた想いを詩として表現しており、本作「甲子園の詩86」は、第68回大会での熱戦と、本校野球部の粘り強くひたむきな戦いぶりを称える内容となっています。

決勝戦で惜しくも優勝には届きませんでしたが、その堂々たる姿は全国の高校野球ファンに深い感動を与えました。
この石碑は、勝敗を超えて努力・挑戦・仲間を信じる心の尊さを今に伝えるものであり、本校の伝統と誇りを象徴する存在です。

生徒・卒業生・来校者の皆さまには、先輩方が刻んだ一瞬の輝きと、その精神を感じ取っていただければ幸いです。


「甲子園の詩86 阿久悠」

怪童もいなければ 天才もいない
大器もいなければ 逸材もいない
目を見はる幸運児も
特別のツキ男もいない
一人一人が一人一人の役を果しながら
巨大な歯車をまわす

圧倒するプレッシャーはなくても
気のぬけないプレッシャーは かけられる
あたりまえのことを
あたりまえにやって来るということは
きっと 恐いことなのだ
戦慄をさそう一発の快打より
誰もがミスしないことの方が
相手に与えるダメージは大きいと
彼らはそれを知っている
それを知り得たことが勲章で
裸の千本ノックも 今光る

新しいということは
時の流れにそって 動くことではなく
今 何かを見つけることで
たとえ それが
古びた定説であっても
信念を持って選べば新しい
古豪と言われる松山商業が
誰よりもみずみずしいのは
15から18までの少年が
努力でなし得る事を発見したからだ

怪童もいなければ 天才もいない
大器もいなければ 逸材もいない
 しかし
怪童を超え 天才を超え 大器を超え
逸材を超え 彼らは 強い