国立療養所「長島愛生園」での合同研修会に参加してきました
7月30日(木)、国立療養所「長島愛生園」での合同研修会に参加してきました。
この研修会は「ハンセン病差別への理解をより一層深め、人権意識の高揚に努める」ことを目的として、松山東高校の主催で毎年実施されています。
松山東、松山南、松山北、松山中央、松山工業、上浮穴、松山西中等、の生徒や教員のみなさんと一緒に、バスを貸し切って行きました。
まずは、歴史館を見学しました。
動画や展示物から長島愛生園の歴史を学ぶとともに、立体地図や陶器に絵画など入所者のみなさんの作品を拝見しました。
続いて、語り部さんのご講演を聴く機会に恵まれました。
92歳で唯一の語り部、と職員の方に紹介されました。
入所されてからの長島愛生園での生活について、そして病気が治られたあとに経験された差別について、お話しくださいました。
更に会場からの、講演の際に気を付けていることはなんですか? という質問に対して、
・国の隔離政策のためにいまでも「ハンセン病」がなくなっていない。このような間違いが再び起きないように願っている
・元患者として語れる人がいなくなるので、高校生のみなさんには「伝える人」になってほしい
ことを答えてくださいました。
最後に、職員の方にご説明いただきながら園内を見学しました。
かつて患者の方々が上陸された収容桟橋の跡、
持ち物をとりあげられて全身を消毒させられた収容所、
逃走した患者の方々が監禁された監房跡(工事中)を見学し、
納骨堂に全員で祈りを捧げました。
職員の方からも繰り返し、
・入所者の方々のハンセン病は、既に治っている。後遺症が残っている障がい者なので、誤解されている方がいれば伝えてほしい
・差別や排除は誰も救わないので繰り返さないでほしい
ことをお願いされました。
帰路では「人間回復の橋」とも呼ばれる、邑久(おく)長島大橋を間近で見ることもできました。
長島愛生園のみなさま、貴重な経験をさせていただきありがとうございました。